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「CLUB CEO」放送情報 【88回放送】株式会社ナガオカ 長岡香江 代表取締役

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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)に株式会社ナガオカから長岡香江 代表取締役にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※画像1枚目 左からZ世代ゲスト杉村さん、長岡社長、Z世代ゲスト田中さん、五十嵐。画像2枚目 左から長岡社長、五十嵐。

放送日 : 2023年12月10日(日)  朝7:00-7:55
放送局 : interfm
出演者 : 長岡 香江(ながおか かえ) さん
(株式会社ナガオカ 代表取締役)

略歴)
愛知県出身
慶應義塾大学卒、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修了
1998年 リーマンブラザーズ入社
2000年 メリルリンチ入社
2014年 ナガオカ取締役に就任
新ブランドの立ち上げ
日本のオーディオ協会「音の匠賞」受賞など数々の賞を受賞
2016年 代表取締役就任
2022年 鳥貴族ホールディングス社外取締役

 

Z世代  :  田中 美羽(みわ)さん
(青山学院大学 文学部 比較芸術学科 1年生/Good Life on Earth 2期生)
(東京大学とトヨタモビリティ基金の研究プログラム)

 

活動)
茨城県土浦市出身。13歳からDJを始め、数々のクラブイベントに出演。70年代から活躍する音楽家・森達彦氏のもとでシンセサイザープログラミングを学ぶ。楽曲制作も行いTOWER RECORDSやRODEO CROWNSに楽曲を提供。その一方で、伝統的な日本の楽器、琵琶の研究論文を高校時代に執筆。東京大学とトヨタモビリティ基金の主催する研究プログラム、Good Life on EarthのPLAYER。来年開催のかすみがうらマラソンで音楽をプロデュース。

Z世代  :  杉村 愛莉(めりい)さん
慶應義塾大学 法学部 政治学科 第4学年在学中
株式会社QUOLi(クオリ)代表取締役社長

活動)
中学、高校は海外、卒業後帰国し、慶應義塾大学入学。
大学では主にジェンダー問題や政治を学び、その傍ら再生可能エネルギー関連の事業にてインサイドセールスの責任者を務め、月間売り上げ2億円を達成。美容整形に700万円をかけ、その経験をもとに株式会社QUOLiを立ち上げ現在は有料口コミアプリを開発中。会社のビジョンは「情報流通のあり方を変革し、既得権益や企業と生活者の情報格差を解決する」

 

放送内容:黒字精算からの復活劇「ニッチトップ」

1980年代の前半に日本でCDが発売、急速にレコードの売上本数が落ち込む。当時ナガオカには1,000人以上の社員、売上100億円以上、上場の準備もしている会社だった。売上が急速に落ち込んだことで、社員や取引先へ迷惑がかからないようにとのことで、1989年に黒字精算を行う。
翌年に「ナガオカ」と「ナガオカ精密」営業の「ナガオカトレーディング」という3社体制で再出発し30年間アナログレコード事業以外の事業への多角化を推進、現在に至る。
多角化し30年、最近ではワイヤレスイヤホンやドライブレコーダー、コンパクトデジタルカメラなどの製品や半導体関連の部品などを手掛けるなど、「ニッチトップ」を合言葉に時代に合わせてそれぞれ分野でトップを目指している。

レコード再発見プロジェクト
2014年テクニクスのレコードプレーヤー、東洋化成のレコード、ナガオカのレコード針のアナログレコードにかかわる日本の製造メーカー3社でプロジェクトを立上げた。最初は細々だったが最近はブームが来ている。コロナでレコードを自宅で聴く方も増えた。

レコード針は月産4〜5倍に!
2000年初頭、月産5~7万本から今では月産30万本へ、4~5倍増に。

ナガオカのレコード針は何度聞いてもすり減らない
ナガオカの針は一度溝が広がることはあっても擦り減らない。
針の先端が人工ダイヤモンド、長さが1ミリで直径が0.25mmほどの針を削る技術がナガオカにはある。今はその技術を横展開してダイヤモンドの加工、半導体検査に使われるプローブピンの製造、表面粗さ・形状測定機の先端についている触針の製造などを行っている。

ハッピーに働ける会社へ
大きくすることを望んではいない。今では赤字の頃と比べると売り上げは3倍にまでV字回復。会社は小さくても「社員の皆さんが、この会社で働いていて、やりがいを持ってハッピーに働いて楽しんでいる」会社を目指している。

「日本のものづくりを通じて楽しく社会に貢献する」
代表メッセージにある通り、社員ひとりひとりが仕事を楽しんで、楽しみながら仕事を頑張る、仕事を通じて社会に貢献出来たら嬉しい。

未来創造会議テーマ『音楽とテクノロジー』(Z世代→経営者)
田中さん:レコード針の技術を残し続けてきた理由は?(技術の継承)
長岡さん:私が社長になった理由はレコード文化を残したいという思いから。この技術をナガオカが受け継いでいかないと、世界中の人たちがレコードを聞けなくなって困るんじゃないかというのがあった。誰かが社長を引き継いで技術を守って、ずっと世界中の人たちがレコードを聴けるようにしていくのが私の使命の一つ。
田中さん:感動する音楽体験を若い人たちに届けて、音楽がある楽しい社会にしていくために、どんなビジョンを描いていますか
長岡さん:ナガオカは1940年創業で今年で83周年を迎えます。社長になって9年目、まずは100周年を目指したい。 ミッションはレコード針を必要とする人がいる限り作り続けていくというミッションを大切にしている。
杉村さん:新宿のレコードバーに行くんですけども、結構若い人たちが集まっている。レコードを聴きながらお酒を楽しんでいる方々に音楽を聴きたいとはまた別の需要が出てくるんじゃないのかなと。
長岡さん:意外に酒場とアナログレコードってよくあうんですね。そういう体験をしていただいて、若い人たちに良さを知っていただくことが私の目標の一つでもあり、テーマの一つでもありますね。

未来創造会議テーマ『女性のキャリア』(経営者→Z世代)
長岡さん:現在の日本には女性の経営者が少ない、活躍する女性もまだまだ少ないと感じている。2人が将来社会で活躍する女性になっていただけたら嬉しい。
杉村さん:周りに女性で経営されているという方が少なくて、男性のコミュニティに入っていきづらい。 同じ大学で女性の先輩経営者の長岡さんとお話が出来るのはとても貴重。
田中さん:(トヨタモビリティ基金の主催する研究プログラムGood Life on EarthのPLAYERである田中さん)プログラムに参加している高校生、大学生はほぼ女性なんです。理系の研究者って女性は少ないイメージ、自分の好きなものを追求している女性が身近にいるので実は女性でしっかりやっている人が多いんじゃないかなってイメージを持っています。
杉村さん:私も経営者の会みたいなものに参加させていただいた時に、まだ先輩方の中では女性の数が少ないのかなっていう印象。Z世代の女性経営者が徐々に増えていけばハードル下がるはず。これからどんどん 新しい女性の経営者が生まれていってほしい。

番組を通じてZ世代の感想
田中さん:音楽を人々に届けるために熱意をもって一生懸命技術と会社を守り抜いてきた人を目の前にしていろいろなものを感じた。本当にありがとうございます。私も音楽が好きなのでそれを届けるために頑張ろうと思います。
杉村さん:今、目の前にレコード針があるんですけど、こんなに小さい突起があんな素敵な音楽を奏でて、このレコードを鳴らすためにはこの突起が無ければならない。この小さな突起を残すためにナガオカさんを100年続く会社にするという、長岡社長の覚悟に尊敬しました。本当にかっこいいです。

長岡社長にとって「アナログレコードとは?」
>「私にとってアナログレコードとは、人生を豊かにするものです。 文化として守りたいものである。」

選曲:

1曲目)幸せの探し方/竹内まりや ※長岡さん(レコード)
2曲目)イントゥ・ザ・グルーブ/マドンナ ※長岡さん(レコード)
3曲目)ファースト・ラブ/宇多田ヒカル ※長岡さん(レコード)
4曲目)はっぴいばあすでえ/みつお’23(ダ・塵ディアンズ)※田中さん
5曲目)Sunflower/Post Malone & Swae Lee ※杉本さん

企業情報:株式会社ナガオカ

設 立:1940年
代表者:長岡 香江
所在地:山形県東根市、東京都渋谷区
資本金:75,000,000
社員数:130人(グループ)

~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師  :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社近藤 圭一さん
テーマ :「金融市場」
内容  : 金融に関する市場といえば証券取引所。
全国に4か所(東京・福岡・名古屋・札幌)
日本最大の東京証券取引所には、プライム・スタンダード・グロースと3つの市場がある。
プライム;多くの機関投資家による活発な売買が期待される規模の大きい企業向けの市場(世界的規模の会社と大企業向け)
スタンダード;上場企業として十分な取り引きが維持されている企業向けの市場(プライムとグロースの中間)
グロース;高い成長可能性を有する企業向けの市場(新興企業・ベンチャー企業向け)
証券取引所は、上場した株式などが集中的に売り買いされる専門の場所であり上場を希望する会社に対して、審査を行う場所。株式などの金融商品はこの証券取引所にて上場の審査をされて、取引ができるようになっている。

 

※画像1枚目 収録中の様子(左から長岡社長、Z世代ゲスト杉村さん、田中さん、五十嵐)画像2枚目 レコードを持つ長岡社長。

※画像1枚目 ナガオカ針。画像2枚目 ナガオカ針でレコードを再生している様子。

※画像1枚目、2枚目 収録の合間の様子(左から長岡社長、Z世代ゲスト杉村さん、田中さん)

※画像1枚目 左から長岡社長、Z世代ゲスト田中さん、SMBC近藤さん、Z世代ゲスト杉村さん、五十嵐。画像2枚目 左からZ世代ゲスト田中さん、杉村さん

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。

・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357

さらにZ世代のメディアコミュニティ「Steenz」では、オリジナル動画コンテンツとして、
放送とは異なる目線で、経営者とZ世代の熱のこもった対談の模様を配信していきます。
・Steenz公式ページはこちら:https://steenz.jp/

・アフタートーク動画はこちら:https://www.youtube.com/playlist?list=PL2Dm5ZfZYzvMTNAYdm-LByoN9TdchfyCV

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行  :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)04095