CMerTV

NEWS

「CLUB CEO」放送情報 【94回放送】パナソニックコネクト株式会社 山口 有希子 取締役執行役員ヴァイス・プレジデント CMO

記事はこちら

経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)にパナソニックコネクト株式会社から山口 有希子 取締役執行役員ヴァイス・プレジデント CMOにご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※画像1枚目 左から山口さん、Z世代ゲスト池田さん、SMBC松本さん、Z世代ゲスト川崎さん、五十嵐。 画像2枚目 左から山口さん、五十嵐。

放送日 : 2024年1月14日朝7:00-7:55
放送局 : interfm
出演者 : 山口有希子(やまぐち ゆきこ) さん
(パナソニック コネクト株式会社 取締役執行役員ヴァイス・プレジデント CMO)

略歴>
1991年 リクルートコスモス株式会社に新卒入社
2002年 シスコシステムズ
2007年 ヤフー・ジャパン株式会社
2012年 日本アイ・ビー・エム株式会社
2017年 パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務
2022年 パナソニック コネクト株式会社  執行役員 常務
2023年 同社、取締役 執行役員 ヴァイス・プレジデント
チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)
(兼)デザイン&マーケティング本部 マネージングダイレクター
DEI推進担当、コネクトカルチャーHUB担

Z世代 : 池田 悠里さん (大手教育企業人事部に所属)

活動>中学時代にブラック部活に属していたことから不登校となり、2年半の引きこもりを経験。その後、N高等学校に入学し、探求学習に出会ったことをきっかけに教育の道を志す。在学中には、大手教育企業やベンチャー塾でインターンを行い、その経験を基に起業。大学入学後は、1年間にわたり複数の会社やプロジェクトに参加し、知見を高める。現在は大学を休学し、人事コンサルタントとして研修講師などの活動を行っている。

Z世代 : 川崎 裕美さん (聖心女子大学 国際交流学科 グローバル社会コース 2年生)

活動>女子大学での生活を通じてジェンダー問題に興味を抱くようになり、現在は聖心女子大学内での生理用品の無償化に取り組んでいる。趣味は言語学習、美容ファッション、デザインなど。「毎秒自分にトキめく人生を」をモットーに、様々なことに挑戦中。

放送内容:生活インフラを支えるパナソニック コネクト

パナソニック コネクト株式会社は、生活インフラの分野で「飛行機の機内エンターテインメントシステム」「スマホ等に入っている電子回路の基板にチップを装填する実装機」などの世界のリーディングカンパニー。

現場から 社会を動かし 未来へつなぐ

企業としてのパーパスを「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げている。自社の現場をより良くするために様々なチャレンジを続け、その取り組みが他の企業にも影響を与え、結果として日本全体、さらには世界全体を変えていくという強い思いを込めている。このパーパスには、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントといった各分野の「現場」をイノベートすることを通じて、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」を追求すること、そして一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことがきる「ウェルビーイング」を実現するという想いが込められている。

川崎さん:SDGsの中でジェンダー平等の実現について興味があります。

山口さん:企業が存続するために「人権の尊重」が非常に重要であり、これが「企業競争力の向上」に直結すると考えている。そのため、「DE&I」 ダイバーシティ(多様性)・エクイティ(公平性)&インクルージョン(包括性)の取り組みが重要。(DE&Iの担当役員である山口さん)特にジェンダーダイバーシティーに力を入れており、日本の世界ランキングは位という厳しい現状を踏まえ、ジェンダーダイバーシティーに関するKPIを定め、それに向けて着実にアクションを行うことを会社全体でコミットしている。

未来創造会議テーマ『女性のキャリア』(Z世代→経営者)
川崎さん: 山口さんが以前のインタビュー記事で、女性が日系企業でキャリアを作るのはハードルが高いと仰っていました。どのような部分でそのように感じたのでしょうか?

山口さん:以前私が働いていた日系企業では、女性であることを理由に機会が与えられないなど、さまざまな制限がありました。それで、日系企業から外資系企業に転職したのですが、私は、日系企業も女性一人ひとりが、自身の「こうなりたい」を実現できる会社になれば良いと考えています。現在、パナソニック コネクトの女性比率は約16%ですが、2035年までに女性管理職比率を30%に引き上げることを目指しています。特に昇格に焦点を当て、女性の昇進における障害を撤廃したり、無意識のバイアスを取り除くための研修を実施しています。また、実績や実力があるのに自分に自信が持てず手を挙げられない
社員へのフォローや、全てのマネージャーにDE&Iの研修を受けてもらっています。
池田さん:人事評価制度はどのように変わったのでしょうか?
山口さん:評価制度を完全ジョブ型に変更しました。以前は業績評価が主でしたが、現在は非財務指標、すなわちカルチャーづくりのためのアクションにも焦点を当て、財務・非財務両方で評価を行っています。これは人的資本主義に繋がる取り組みです。
池田さん:107年目の会社がカルチャーを変えることができるのでしょうか?
山口さん:変えられます。トップの強い意志が大切ですが、トップが言うだけでは実現しません。現場も納得して、会社全体で取り組めば実現できます。現在、さまざまな施策を実施し、カルチャー改革と人的資本経営を進めています。
池田さん:生成AIの登場により働き方が大きく変わりました。8時間の業務が2時間で済むようになった中で、空いた時間をどのように企業のカルチャー改革や働きやすい環境づくりに活用しているのでしょうか。パナソニック コネクトさんがAIやICTをどのように活用しているのか伺いたいです。
山口さん:私たちはChatGPTを基にした「ConnectAI」というシステムを2023年2月から全社員が使用できるようにしました。各部門が工夫して使用しており、例えば、9時間かかっていた業務が6分で済むようになりました。このシステムはエンタープライズバージョンを採用しているため、情報の流出を防ぐ仕組みも整えています。現場のエンジニアが自ら交渉しライセンスを取得して全社導入に至った経緯もあります。プログラミングや翻訳に特に大きな効果を発揮し、人々がよりクリエイティブな仕事に注力できる環境を整えています。
さらに、パナソニック コネクトは2024年のIT業界新卒就職人気企業ランキングで、ITメーカー系で2位、働きやすさの魅力として「社風・居心地が良さそう」という点で9位にランクインしています。

番組を通じてZ世代の感想

川崎さん:DE&I推進の担当をされているお話で、無意識のバイアスをなくす取り組みについてお話を伺いました。会社をより良くするために少しずつ変えていくための取り組みがあるということを知ることができ、会社がどのように変わっていくのかという裏側を知ることができて良かったです。

池田さん:カルチャーに関するお話が印象に残りました。長い歴史のある会社が、いかに女性の管理職を増やしながらパナソニックのカルチャーを残していくか。私も人事の道を進む中で変えるべきところと残すべきところを学ぶことができました。

山口さんにとって「変えるために大切なこと」とは?
『日に新た。個人も会社も組織も変わり続けていく』

選曲:

1曲目)Born To Be Wild(Steppenwolf)※山口さん
2曲目)北ウィング(中森明菜)※山口さん
3曲目)This Is Me(キーラ・セトル&THE GREATEST SHOWMAN EMSEMBLE)※山口さん
4曲目)情熱の薔薇(THE BLUE HEARTS)※池田さん
5曲目)Meant to Be (Bebe rexha, Florida Georgia Line)※川崎さん

企業情報:パナソニック コネクト株式会社

設 立:2022年4月1日
代表者:樋口泰行
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座 8-21-1 汐留浜離宮ビル
事 業:「サプライチェーン」「公共サービス」「生活インフラ」「エンターテインメント」分野向け機器・ソフトウェアの開発/製造/販売、並びに、システムインテグレーション/施工/保守・メンテナンス、およびサービスを含むソリューションの提供
社員数:約28,300名 国内 約12,400名/海外 15,900名 (2024年4月1日現在)

~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 畑瀬 文哉さん
テーマ :「SDGs」

内 容 :「SDGs」とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
2030年までにより良い世界を実現するための17の目標と169のターゲットが設定されている。発展途上国と先進国を問わず、「誰一人取り残さない」ことを目指している。
エシカル消費:倫理的な消費や思いやりのある消費を意味する。
商品を選ぶ際に機能や価格だけでなく、その社会的背景も重視して選ぶことを推奨する活動。例えば、「レジ袋有料化」に伴いマイバッグを活用することや、カフェでマイボトルを利用すること、フェアトレード商品を購入すること、日々のゴミ分別などが挙げられる。国や企業だけでなく、私たち個人も日常生活の中で「SDGs」に貢献することができる。

※1枚目、2枚目 左から山口さん、Z世代ゲスト川崎さん、池田さん、五十嵐

※Z世代ゲストの質問に答える山口さん。2枚目 Z世代ゲスト川崎さん、池田さん

 

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。

・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357

さらにZ世代のメディアコミュニティ「Steenz」では、オリジナル動画コンテンツとして、
放送とは異なる目線で、経営者とZ世代の熱のこもった対談の模様を配信していきます。
・Steenz公式ページはこちら:https://steenz.jp/

・アフタートーク動画はこちら:https://www.youtube.com/playlist?list=PL2Dm5ZfZYzvMgqwQ5WIz5B7fhqXp-Nn3x

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)04095