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「CLUB CEO」放送情報【131回放送】株式会社七葉 朽網 一人(くたみ かずと) 代表取締役

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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)に株式会社七葉から朽網 一人代表取締役にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※1枚目 後列左から、Z世代ゲスト長島さん、SMBCCF皆川さん、Z世代ゲスト棚澤さん。前列左から朽網社長、五十嵐。2枚目 左からXX社長、五十嵐。

 

放送日 : 2024年9月29日(日)朝7:00-7:55
放送局 : interfm
出演者 : 朽網 一人(くたみ かずと)さん
(株式会社七葉 代表取締役)

略歴>
1971年 神奈川県横浜市生まれ
1995年 神奈川大学経済学部卒後、富士ゼロックス(現:富士写真フイルム)入社
3年間、営業職(同期で一番)退社後は3年間の遊学
海外はイギリス、NY、アジア圏など
2001年 グリーンティーカフェ(現:ナナズグリーンティー)を創業

Z世代 :  棚澤 直さん(イベントプランナー )

活動>オールインクルーシブな社会を目指すファッションブランド「SOLIT!」のモデルとして今年4月にカナダ・バンクーバー・ファッション・ウィークに障がい者など多様なメンバーと共に出演。現在は、「SOLIT!」の活動で学んだことを生かし、多元的な視点の重要性を主張するべくトークイベントなどを開催しています

 

Z世代 : 長島 駿さん(第一学院高等学校 川越キャンパス 特別進学専攻 2年生)

活動>キャンパスの広報として学校のブログやInstagramの運営に関わる
埼玉県サッカー協会所属のサッカー審判員、児童発達支援教室で非常勤指導員として小中学生相手に先生として活動中。将来はJリーグ担当審判員・教員を目指す

放送内容:外食事業の展開と理念

株式会社七葉は、カフェ「ナナズグリーンティー」を国内外に直営店・フランチャイズ店として展開し、外食産業の発展に貢献している。中心となる理念は、日本の素晴らしい食文化を「新しい日本のカタチ」として世界に広めること。特に「抹茶」を核商品とし、食とおもてなしを通じて、人々に「笑顔」「感動」「幸せ」を提供し続けることを目指している。

抹茶に絞った事業展開の理由

株式会社七葉が抹茶に特化した理由は、創業者である朽網社長が学生時代に様々な飲食店でアルバイトを経験し、「飲食業」が自身の情熱を持って続けられる分野だと感じたことが背景にある。当時急成長していたスターバックスのように、独自のコンセプトで展開できる可能性があると感じ、そこで「抹茶」に注目。若い女性が団子や抹茶を楽しむ様子をテレビで見て、抹茶が「日本のエスプレッソ」であると考え、抹茶を中心としたカフェを日本版スターバックスのように成長させるビジョンを持ち、日本の食文化を生かした「抹茶」に特化したカフェを開業した。現在でも、抹茶の品質で他社には負けないという自信を持ち、さまざまな競合他社の研究対象となっている。

七葉の成長と展開

「ナナズグリーンティー」の1号店は「グリーンティーカフェー」として全国展開の基礎を築いた。社名の「七葉」は、朽網社長の娘さんのお名前にちなんで名付けられた。生まれた年と創業年が同じであることに由来している。社名には抹茶を扱うことが一目で分かるようにとの思いが込められており、会社名とカフェ名が掛け合わさった「ナナズグリーンティー」が誕生した。現在では、コロナ禍の影響で一部店舗が閉店したものの、国内では約70店舗を展開。さらに、北米やハワイ、カナダ、香港、台湾、シンガポール、オーストラリアなど、世界14店舗での事業展開にも成功している。

抹茶へのこだわり

同社では、抹茶を中心に幅広いメニューを提供しており、その素材や配合に強いこだわりを持っている。抹茶は温かいもの、冷たいもの、フローズンやスイーツなど、さまざまなメニューに合わせて調合を変えている。更に、それ以上に重要なのは「素材の質」。抹茶に限らず、常に最高の素材を使うことが七葉の事業の生命線であると朽網社長は語っている。

 

未来創造会議テーマ『若者の活躍の場とは?』(Z世代→経営者)

棚澤さん:今の時代は、非常に複雑で、将来が見通せないと言われています。企業の雇用形態も終身雇用から多様な形へと変化しています。今は、それぞれの個性を磨きつつ、経済的な価値を生み出すことが一体化していると感じます。こうした時代において、どのような人材が必要とされているのでしょうか。お考えをお聞かせください。

朽網さん:今の時代だからこそ、混沌として複雑だと言われますが、実際には何百年も前から同じことが言われてきたのではないでしょうか。時代の変化の速さや、未来が見通せないこと、激動の時代だという感覚は、いつの時代にもありました。だからこそ、今の時代特有のことではなく、どの時代にも必要とされる人材という視点が重要です。人にはそれぞれ役割があり、自分を知ることが大切です。組織において個性は重要ですが、バランスを保つことも必要です。また、会社経営の立場から見ても、現在の業務領域に留まらず、新しいことにチャレンジし続ける人材が求められています。常に自分を高め、磨き続ける姿勢が必要だと考えています。
棚澤さん: 実は私は、高校を4月に中退しました。理由は、自分の活動を進める中で、統一性を求められる高校生活に違和感を覚えたからです。そういった経験があるので、「自分を磨く」という言葉は非常に響きました。
朽網さん:その世代の中でも、変革への野心を持っている人はいると思います。自分が何をすべきか、しっかり見極めて進めば良いのではないでしょうか。
長島さん:私が通っている第一学院は、カフェのような自由な雰囲気があります。通学日や時間割は自分で決められ、自分で学習プランを立てて勉強する形です。ですので、各自が自分に合った学び方を選べる環境が整っています。
棚澤さん:こうしたさまざまな選択肢が用意された学校は素敵ですね。

未来創造会議テーマ『若い人の生き方や仕事に関する価値観』(経営者→Z世代)

棚澤さん:今はまだ模索中の段階ですが、これまでの経験を通して大事だと思っていることが2つあります。1つ目は、客観と主観を使い分けることです。自分が今どこにいるのか、どこに向かっているのかを見極めるには、相対的な視点が必要だと思っています。
2つ目は、「ドアを開ける」という考え方です。ドアは自分側からも相手側からも開けることができる構造です。今いる自分の小さな世界からドアを開けて外へ出て、もう一つ広い世界を経験する。そして、そこで得た知識や気づきを、再び自分に持ち帰る。私はこのプロセスがとても好きです。
朽網さん: 素晴らしい考えですね。特に「相対感」という言葉が出てくるところに驚きました。僕も世の中は相対的なものだと思っていて、いかにバランスを取るかが大事だと考えています。客観だけでも主観だけでも成り立たないので、非常に良い視点だと思います。
長島さん: 僕はサッカーの審判をしているのですが、そこには責任が伴います。ボランティアとの違いは、仕事として報酬を受け取ることです。その上で、ミスをしたらどうなるかというプレッシャーを感じながら行うことが「仕事」なのだと感じています。
朽網さん: 若いのにしっかりしていますね。僕らが若い頃とはずいぶん違いますね。
長島さん:以前、ナナズグリーンティーの店舗に伺った際、店員の方々の接客が素晴らしく、細やかな気遣いに驚きました。どのように人材育成を行っているのか、とても気になります。
朽網さん:人材育成にはさまざまな方法がありますが、「気づかせる」ということが非常に重要だと思っています。人は本来、褒められたい、認められたいという気持ちを持っています。お客様から褒められる喜びや、人の役に立てる喜びを感じる機会を提供することで、気づきや学びを得る。これが根本的な教育だと考えています。

番組を通じてZ世代の感想

棚澤さん:これからの時代に必要な人材は自分を磨き続ける人材というのが心に 残っています。自分も磨いていきたいと思いました。
長島さん:抹茶は日本のエスプレッソであるという言葉が印象に残っています。

朽網さんにとって、「飲食業とは?」
『人の体だけではなく心も豊かにする。そして感動を与えられる魔法の職業です』

選曲:

1曲目)魔法の言葉(スピッツ)※朽網さん
2曲目)秋の気配(オフコース)※朽網さん
3曲目)気分(カネコアヤノ)※棚澤さん
4曲目)ワタリドリ(Alexandros)※長島さん

企業情報:株式会社七葉

設立:2003年7月1日会社設立(創業2001年3月)
代表者:朽網一人
所在地:東京都目黒区自由が丘1-14-16
事業:喫茶店の経営及びフランチャイズシステムによる飲食店の経営
資本金:3015万円
社員数:社員51名パートアルバイト879名
https://www.nanasgreentea.com/pages/company

~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 皆川 里歩さん
テーマ :「投資トラブル」

内容:
SNS型投資詐欺とは
SNSやインターネット上に著名人の名前や写真を悪用して嘘の投資広告を出し、最終的には「投資金」や「手数料」などの名目で金銭を振り込ませる詐欺のことである。ネットバンキングなどの手段が使われることが多く、注意が必要。
SNSの使用に潜む危険
LINE、Facebook、InstagramなどのSNSが詐欺犯の接触・連絡手段として頻繁に利用されている。例えば、憧れのインフルエンサーやテレビでお馴染みのコメンテーターの写真と共に、「無料の投資セミナー」や「この方法で必ず儲かる」といった広告を使い、犯人は巧みに信用を得て、お金をだまし取ろうとしてくるため、注意が必要。
なりすましアカウントに注意
投資を勧める著名人が本当に本人であるかどうか、まずはそのアカウントが公式かどうかを確認し、公式アカウント以外の情報には注意が必要である。
「ローリスク・ハイリターンの商品は存在しない。「必ず儲かる」「確実に利益が出る」といったうまい話や、「あなただけに教えます」といった勧誘があれば、まずは疑うことが大切である。誰もが安全な投資を行い、詐欺の被害から身を守るためにも、正しい情報収集と慎重な行動が重要となってくる。

※ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。(写真左側は朽網社長。右側Z世代ゲスト長島さん(左)、棚澤さん(右)

※1枚目 商品を紹介する朽網社長。2枚目 ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。(写真左側は朽網社長。右側Z世代ゲスト長島さん(左)、棚澤さん(右)

スタジオにお持ちいただいた、株式会社七葉から発売されている、「360KYUSU」。

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。

・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357

さらにZ世代のメディアコミュニティ「Steenz」では、オリジナル動画コンテンツとして、
放送とは異なる目線で、経営者とZ世代の熱のこもった対談の模様を配信していきます。
・Steenz公式ページはこちら:https://steenz.jp/

・アフタートーク動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=xBF-VZi9hAg

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)04095