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「CLUB CEO」放送情報 【126回放送】エン・ジャパン株式会社 鈴木 孝二 代表取締役社長

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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)にエン・ジャパン株式会社から鈴木 孝二 代表取締役社長にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※1枚目 前列左から鈴木社長、五十嵐。後列左からZ世代ゲスト中村さん、石橋さん。2枚目 後列左から、Z世代ゲスト中村さん、石橋さん、五十嵐。前列左から鈴木社長、SMBCCF畑瀬さん

 

放送日 :2024年8月25日(日) 7:00~7:55
放送局 : interfm
出演者 : 鈴木 孝二(すずき たかつぐ)さん
(エン・ジャパン株式会社 代表取締役社長)

略歴>
1971年 愛媛県今治・弓削(ゆげ)島出身
1995年 同志社大学卒業
株式会社日本ブレーンセンター入社(エン・ジャパンの前身)
新卒・中途採用支援の営業を経て、教育・評価サービスを手がける部署に配属
人材ビジネス全般の経験を積む
7月に「エン・エンプロイネット」デジタルメディア立上げ
2000年 日本ブレーンセンターでインターネット求人広告を担っていたデジタルメディア事業部が分社独立
エン・ジャパン株式会社設立と同時に取締役に就任(14人スタート)
2001年 設立から約1年半でナスダックジャパン(現東証JASDAQ)株式公開
設立以来の増収増益など取締役 営業部長として会社の成長を最前線で牽引
2008年 常務取締役
2008年 代表取締役社長就任(37歳で社長)
2017年 全国求人情報協会 理事長に就任

Z世代 : 中村 結さん(早稲田大学 人間科学部 4年生)

活動>2022年3月にインカレ出版サークルRunを設立し、大学生の今を届ける雑誌「RunMagazine」の制作・販売を行っており、現在は、1月に行われる早稲田祭での第3号発売に向けて制作中

Z世代 :  石橋 風雅さん(ネットの大学 managara 2年生)

活動>北海道生まれ北海道育ち。全国的に人口が減り、高齢化していく中で自分に出来ることがないかを考え、TURNSが主催するローカルカレッジに参加

放送内容:日本初の求人サイトから60万社の信頼へ:多様な働き方に対応するサービスの進化

エン・ジャパンは、1995年に日本で初のインターネット求人サイトを立ち上げて以来、中途採用、新卒、アルバイト、派遣など、あらゆる働き方に対応したサービスを提供している。企業側も採用における課題を抱えており、人手不足や定着率の低下が経営課題となっている。そのため、採用だけでなく、採用後の活躍や定着、優秀な人材が辞めないためのサポートも重要となる。同社が運営するエンゲージのサービスだけでも、現在160万件以上の求人情報を提供しており、60万社を超える企業が利用している。これは、日本の企業数400万社のうち、7社に1社がエンゲージを利用していることを意味する。

すべての人の仕事選びにエンゲージ

エン・ジャパンは学生がアルバイトの頃から求人サイトを活用し、就職、転職までのさまざまなフェーズで必要なパートナーとして役立つことを目指している。

CSA経営とキャリア選択力

エン・ジャパンの飛躍の鍵となったのが「CSA経営」という考え方であり、この経営方針を率いるのが、エン・ジャパンの創業者(現・取締役会長)越智通勝氏である。CSAとは、キャリアセレクタビリティ、つまり「仕事の自己選択力」を意味する。エンジャパン独自の造語で、変化の多い現代社会において、どのような状況でも自ら仕事を選び取れる能力を身につけることが重要であると説いている。「キャリアを選択する能力を持ち、雇用されることだけに捉われない。自ら活躍できる場を選び取る力を育てることが大切です」と鈴木社長は話している。
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創業者(現・取締役会長)越智通勝 著『エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営』(ダイヤモンド社)

キモチ伝達タイムの導入

CSAの考え方の中で重要とされる『気持ち伝達力』。エン・ジャパンではそれを習慣化させるための取り組みとして「キモチ伝達タイム」(きもでん)を行っている。週1回の頻度でチーム単位で行われ、部下、上司関係なく、社員が「嬉しい」「悲しい」といった感情を積極的に伝えることを奨励する場となっている。「日本人は感情をためてしまいがちですが、これが蓄積すると、うまくいかなくなることがあります。週に1回行うことで、小さな問題が大きくなる前に解決できる。ちょっとしたことでも日々伝える習慣を持つために、きもでんタイムを行っています」と鈴木社長は話す。

HR-Techとエンゲージの成長

エンゲージは現在、会員数が400万人を突破しており、その成長が続いている。同サービスでは、企業が自ら求人情報をインターネット上に簡単にアップできる機能を提供しており、テクノロジーを活用して求人市場に新たな風を吹き込んでいる。従来はメディアを運営する側が求人案件を1件1件開拓するのが従来の方法だったが、エンゲージの場合だとテクノロジーによって企業が直接求人情報を発信できるようになり、日本全国ありとあらゆるところからフレッシュな求人がアップされるようになった。また、求職者に響くような掲載内容をサポートする等、エン・ジャパンのノウハウを活用したサポートも提供している。

AIテクノロジーの活用

エンジャパンはAIテクノロジー室を新設し、求職者の指向性に基づいた求人の提供だけではなく、求職者が気づいていない適性や興味を引き出し、新たなキャリアの可能性を提案している。適職診断をAIが分析して求職者に適した職務をレコメンドする仕組みを導入している。「本人の性格や職務適正は急には変わらないため、AIを活用してより精度の高いマッチングを実現しています」と鈴木社長は説明している。

未来創造会議テーマ『この先の人材ビジネス』(Z世代→経営者)

中村さん: 最近就職活動が終わったばかりなのですが、周りには早く内定をもらう人もいれば、長くかかる人もいました。早期化と長期化について、どのようにお考えでしょうか?

鈴木さん: 学業を圧迫することは避けるべきだと思いますが、個人的には、就職活動は人生において重要なプロセスだと考えています。インターンシップを
通じて企業や仕事の内容、人との関わりについて学ぶことは、働くことに対する意識を高め、自分が何に興味があるのかを知るきっかけになります。就職活動が早期化することで、そのような機会が増える事は必ずしも悪いことではないと考えています。ただし、企業側が学生を集めたいという理由だけで、意味のない接点を増やし、お互いにとって無駄な時間を過ごすのは望ましくないですね。

中村さん: 私も、就職活動を始めるまで実際に仕事がどのようなものか分かっていませんでした。インターンシップに参加することで、働く事への解像度が上がりました。会社説明会に参加できるのも、この時期ならではのチャンスだと思います。

鈴木さん: 自分に何が向いているかは、最初から分かりません。特に日本の場合、ジョブ型雇用ではないので、大学で学んだ専門性に基づいて職業を選ぶ人は少なく、総合職という概念は日本特有のものです。アメリカは完全分業制で、大学でその専門性を学ぶ一方、日本はメンバーシップ型で、会社に入ってからさまざまな可能性を追求します。大学時代にいろいろな企業に触れて、自分に合った職業を探す事は良いことだと思います。

石橋さん:日本とアメリカでの違いについて、具体的に教えていただけますか?

鈴木さん: アメリカでは、やりたいことが早い段階で明確になり、その職種で転職を繰り返すことが一般的です。アメリカ人の平均転職回数は11回と言われており、日本では平均2回です。欧米型がすべて良いとは思いませんが、日本でも一度入社した会社に依存する時代は終わりました。これからは、自分のキャリアを自ら意思決定し、充実させていくことが求められる時代になっています。

未来創造会議テーマ『地方の過疎化とリモートワークの可能性』(Z世代→経営者)

石橋さん: 私は札幌に住んでいるのですが、札幌に人が集まりすぎて、地方の過疎化が進んでいると感じます。地方では就職の選択肢が狭くなっていると考えますが、過疎化している地域に対してどのようなサービスを展開されていますか?

鈴木さん: 全国的に、都市部への人口集中と地方の過疎化が進んでいます。コロナ禍による数少ないポジティブな影響として、リモートワークの普及があります。これにより、東京の仕事でも地方で働けるようになりました。当社でも、リモートワークや地方勤務が可能な求人には非常に多くの応募が集まります。今後、介護のために地元に戻る方が増えていく中で、リモートワークが可能になったことは地方の過疎化を防ぐ一つの光明です。地元にいながら東京の仕事をし、東京の給与を得られることは、双方にとってメリットがあります。私たちもこのような動きを積極的にサポートしています。

石橋さん:地方からリモートで東京の仕事をする人が増えていると聞きますが、地元の人々と関わる機会が少ないという課題もあります。リモートワークではなく、そうした方々が地元で活躍できるようなサービスは検討されていますか?

鈴木さん: 自治体との連携は非常に重要です。当社では、全国の自治体と協力して、地域に優秀な人材を送り込む取り組みを行っています。民間の新しい発想が必要とされる場面で、ソーシャルインパクター(社会問題の解決を行政あるいはビジネスで目指し、強い影響を与える人材)、社会にプラスの影響を与える人々の採用を強化しています。これにより、地域でも新たな雇用が生まれるよう支援しています。

未来創造会議テーマ『働くことへの価値観』(経営者→Z世代)

鈴木さん: 私たちの世代とは価値観が違うのが当たり前だと思いますが、お二人にとって「働く」ということにどのようなイメージを持っていますか?

中村さん: 昔から働くことに対して大きな夢を抱いていました。父が働く中で病気になってしまったことから、親や周りの人の働き方が大事だと感じるようになりました。また、メディアやテレビで楽しく働く人を見て影響を受け、自分も働く姿を通じて希望を与えられる人になりたいと思っています。

石橋さん: 働くことに対してポジティブなイメージを持っています。旅行が好きなので、旅行しながら地域を盛り上げる仕事をしたいと思っています。

鈴木さん: そのような価値観を持つ人たちが増えていき、充実した仕事の姿を次の世代に示していくことが重要だと思います。

番組を通じてZ世代の感想

中村さん:CSAという言葉がとても印象に残りました。この先何が起こるかわからない時代において、自分が何をやりたいのかを理解し、それを選び取る力が必要だという話に共感しました。

石橋さん: 地域格差の話の中でもCSAが重要だと感じ、学びになりました。

鈴木さんにとって、「人材ビジネスの未来とは?」
『社会や世界を良くすること』

選曲:

1曲目)B・BLUE(BOOWY)※鈴木さん
2曲目)群青(YOASOBI)※鈴木さん
3曲目)SF東京(WurtS)※中村さん
4曲目)帰ろう(藤井風)※石橋さん

企業情報:エン・ジャパン株式会社

設 立:1974年9月7日設 立:2000年1月
代表者:代表取締役社長 鈴木 孝二
所在地:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
事 業:インターネットを活用したサービスの提供
HR Techプロダクト,求人/求職メディア,人材紹介サービス
活躍/定着支援サービス
資本金:11億9,499万円2024年3月末現在
社員数:3,317名
~SMBCグループ協力~

『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 畑瀬 文哉さん
テーマ :「美容トラブル」

内 容 :美容医療を受ける理由を問うアンケートでは、「コンプレックスの解消」に次いで「手軽にできる」「価格が安くなった」という調査結果が出ている。一方で美容医療に関する相談件数は、2020年度の約2,000件から2023年度は5,500件に増加している。トラブルが増加した理由としては、女性だけでなく男性の美意識が高くなっている事、SNSの普及がある。美容トラブルを防ぐには、

・「お試し施術や」「月額〇〇円」などの低価格で誘う広告を安易に信じない。
・その場ですぐに契約をしない。
・自身の支払い可能額、契約内容を確認する。
お金をかけて実現するのが必要であるかどうかを検討し、衝動的な判断をせず、金銭感覚を失わないようにすることが重要。

※収録の様子。鈴木社長とZ世代ゲスト中村さん、石橋さん。

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。

・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357

 

さらに、CLUB CEO公式YouTubeチャンネルでは「Z世代が聞きたい質問!」シリーズを公開中です!

「採用面接で重視するポイント」や「ゲストCEOの日常ルーティーン」など、普段はなかなか聞けない内容をショート動画でお届けしています。ぜひご覧ください!

 

・公式Youtubeチャンネル: https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx

・エン・ジャパン株式会社 鈴木社長: [こちらからご覧いただけます]

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)04095