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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)にクラシエホームプロダクツ販売株式会社から上嶋 一善 代表取締役社長 にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。
※1枚目 後列左から、SMBCCF幸田さん、五十嵐。前列左からZ世代ゲスト児玉さん、上嶋社長、Z世代ゲスト山下さん。 2枚目 左から上嶋社長、五十嵐。
放送日 :2024年8月18日(日) 7:00~7:55
放送局 : interfm
出演者 : 上嶋 一善(うえじま かずよし)さん
(クラシエホームプロダクツ販売株式会社 代表取締役社長)
略歴>
1966年9月 生まれ。東京都出身、法政大学社会学部卒
1989年4月 鐘紡(現:クラシエ)株式会社入社
カネボウホームプロダクツ(現:クラシエホームプロダクツ)
販売株式会社 東京支店(ボディソープ、石鹸、シャンプー、基礎化粧品などの営業部門)に配属。 その後宣伝販促部へ異動
「ナイーブ」、「プロスタイル」などの宣伝や販促業務を担当
2004年 商品開発部「プロスタイル」などの商品企画を担当
2006年9月 新商品「いち髪」のブランド立上げに携わる
2010年~ 商品開発部門の部長として「ディアボーテ(2014年)」「マー&ミー(2018年)」などのブランド立上げに携わる
2022年3月 クラシエホームプロダクツ株式会社 執行役員 企画管理室長
2023年3月 クラシエホームプロダクツ株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 クラシエホームプロダクツ販売株式会社 代表取締役社長
2023年10月 クラシエ株式会社 執行役員 ホームプロダクツカンパニープレジデント 兼 クラシエホームプロダクツ販売株式会社 代表取締役社長
Z世代 : 山下彩夏さん(東京大学 工学部 システム創成学科Cコース4年生)
活動>千葉県出身、AIエンジニアインターン、教育×AIの事業を構想中。
Z世代 : 児玉 英里さん(慶應義塾大学 総合政策学部3年生、株式会社Rulie)
活動>肌・環境・社会に優しい化粧品を指す「*クリーンビューティー」を広める活動を行う。化粧品ブランド”Rulie”の立ち上げ。*製造過程から肌や環境への有害成分を排除し、環境保護を考えながらつくる化粧品
放送内容:「人を想い続ける」クラシエグループの多彩な事業展開
クラシエグループは「人を想い続ける」という企業理念のもと、シャンプーやボディソープといった基礎化粧品といったトイレタリー・コスメティックス分野、漢方薬を中心とした薬品事業、さらには菓子やアイスなどの食品事業という3つの主要分野で展開している。この広範な事業領域の中で、特にトイレタリー・コスメティックス部門には多彩なブランドがあり、「いち髪」「ディアボーテ」「マー&ミー」「ナイーブ」「肌美精」などを販売している。
クラシエの新星「いち髪」:上嶋社長が手がけた桜香るシャンプーの魅力とは
クラシエグループの注目商品である「いち髪」は、上嶋社長が商品開発部門に携わる中で初めて手がけたプロジェクト。コンセプトは「一髪、二姿」という言葉にインスパイアを受けており、古くから日本で伝わる、身なりを着飾るよりも、まず髪を大切にすることで、そのひとが持つ美しさが引き出されるという概念である。シンプルでありながら深い意味を持つ。「いち髪」のシャンプーには、桜の香りが採用されており、その香りには段階的な違いがあり、シャンプーは「三分咲き」、コンディショナーは「七分咲き」、トリートメントは「満開」の香りを楽しむことができる。この香りの展開は、日本人が好む桜の香りを巧みに取り入れ、日常のヘアケアをより豊かな体験にしている。
消費者の声を反映するクラシエの取り組み
クラシエホームプロダクツの開発部門では、新製品の開発においては、さまざまな視点やアイデアが交錯し、意見の食い違いが生まれるのは自然なことである。最近のプロジェクトでは、「マー&ミー」といったブランドのコンセプトをめぐり、2つの異なる方向性が提案されたが、テール調査などの消費者調査が行われ、どのコンセプトがより支持されるかを判断するための材料が集められる。消費者調査を通じて得られた洞察は、開発プロセスにおいて貴重な指針となり、より良い製品作りにつながる。
上嶋社長のビジョンを基に「きれいデザインカンパニー」へ
クラシエ ホームプロダクツカンパニーは人々のくらしにきれいを届け、
毎日を笑顔で満たす「きれいデザインカンパニー」へ。
このビジョンは、上嶋社長がホームプロダクツカンパニープレジデントに就任した際に社員に対して事業コンセプトとして明確に伝えたものである。上嶋社長は、自らの思いを込めたこの新しいビジョンを通じて、企業全体に対する期待や方向性を示した。
未来創造会議テーマ『事業戦略におけるサステナビリティ』(Z世代→経営者)
山下さん:「エシカル消費」が注目される中、今後どのような消費者の姿勢をとっていくべきかお伺いしたいです。
上嶋さん:エシカル消費やサステナブルな社会は、人として成長するために必要なことだと思います。次の世代に地球を残すためにも、重要です。ただ、実際にその意識を持って行動している人はまだ少ないのが現状ではないでしょうか。だからこそ、社会全体でそうした意識を奨励する雰囲気を作る必要があると思います。
山下さん:消費者個人が意識することも大事ですが、企業がそれを推進することで、社会の風潮となることもあります。御社ではそのような取り組みをされていますか?
上嶋さん:会社としては、サステナビリティに対応した商品や工場運営を進めています。
児玉さん:消費者の中で、エシカル消費やサステナビリティに共感して行動している人が少ないという意見に、私も共感しました。私自身、商品を作り販売する中でそれを実感しています。多くの方が機能性の高さを重視して商品を選ぶ中で、クラシエホームプロダクツのようにサステナビリティを推進している企業の姿勢には、クリーンビューティーの価値観を広める一消費者としても、とても嬉しく思います。
児玉さん:大企業として、サステナビリティの取り組みには難しさもあると思いますが、その点について伺いたいです。
上嶋さん:クラシエグループ全体での取り組みをお話します。重点的に取り組む3つの領域の設定や、2030年の環境目標として5つの取り組み目標を設定しています。 さらに、中期経営計画およびサステナビリティ目標では、温室効果ガスや水使用の削減、削減を目的とした商品の提案、廃棄物の削減、資源保護など、循環型社会の構築に貢献する取り組みの目標設定を行っています。具体的な施策としては、LED証明の導入、太陽光発電の導入、工場の屋根の高断熱化などがあります。また、エコシップマーク認証事業者として、海上輸送の推進も行っています。さらに、リサイクルプラの使用促進、ペットフィルムに一部再生プラスチックを使用した商品の提供もしています。水の削減に関しては、リンスインシャンプーの販売促進や、紙の比率を上げる取り組みを行っています。これらの施策は、他の企業でも行われていることだと思いますが、私たちは業界に先駆けて詰替えパウチを推奨してきました。今ではシャンプーやパウチ商品が沢山ありますが、クラシエが市場に初めて導入したのが大きなチャレンジでした。シャンプーの製造方法も今までと違う方法を検討中で、製造時に使用する熱やエネルギーを 減らせる見込みです。根本的なことも、企業としてやっていかなければならないと考えています。
児玉さん:サステナビリティの取り組みと機能性、価格とのバランスがジレンマになることがありますが、詰替えパウチは消費者にとって経済的で、環境にも配慮されているため、理想的な取り組みだと感じました。
未来創造会議テーマ『大切なこと、将来の夢』(経営者→Z世代)
上嶋さん:SNSなど、情報量が圧倒的に多い世代ですが、皆さんにとって「大切なこと」の価値観はどう違うのでしょうか?
山下さん:私にとっては、身近な人を大切にすることが大切だと思います。SNSで遠い人と繋がることができる時代ですが、家族や地元の友達と会う機会が減っています。そんな中でも、一番身近で安心できる方たちを大切にしたいです。
上嶋さん:その点では、私たちの世代とあまり変わっていないと感じて安心しました。
児玉さん:「大切なこと」と聞かれて思い浮かんだのは「誠実であること」です。SNSでは自分をどのようにも見せることができますが、自分を偽る場所が増えた気がします。自分がどうありたいのかを考え、その自分に対して誠実でないと、自分が苦しくなってしまうので、誠実であることが大切だと思います。
上嶋さん:本質的なところは、今も昔も変わっていないと思い、安心しました。
上嶋さん:将来の夢はありますか?
山下さん:将来的には技術で社会を豊かにしたいです。工学部でAIや技術を学ぶ中で、技術が社会を豊かにできる可能性を感じています。どこかの会社に入るか、自分で会社を立ち上げるかはわかりませんが、技術で社会を豊かにしていきたいです。
児玉さん:私の夢は、小学生の頃から「化粧で人を幸せにすること」です。一番の根底には人を幸せにすることがあり、今回ご紹介いただいた商品のように、社会性と事業性が両立していることに感動しています。お客様の「綺麗」を叶えることに真摯に向き合い、幸せにするプロダクトを作っていきたいです。
上嶋さん:素晴らしいですね。何かを成し遂げたいという強い意志を持つことはとても重要です。そこをブレずにやり続ければ、成功するのではないかと思います。
番組を通じてZ世代の感想
山下さん:上嶋さんが様々なブランドの開発や立ち上げに携わり、その過程でとても楽しかったとおっしゃっていたことが印象的でした。お仕事を楽しんでこられたことが伝わり、私も将来、仕事を楽しめるようになりたいと思いました。これからの社会人生活に不安がありましたが、希望を持つことができました。
児玉さん:普段の生活に馴染みのある商品に囲まれながらお話を伺えて、その商品の作られる過程について知ることができ、とても楽しかったです。サステナビリティの最前線に取り組んでいらっしゃることを知り、私たちも気になっているテーマだったので、とても良かったです。
上嶋さんにとって、『商品開発』とは?
> 『宇宙です!』
選曲:
1曲目)Hotel California(Eagles)※上嶋さん
2曲目)栄光の架橋(ゆず)※上嶋さん
3曲目)タイムパラドックス(Vaundy)※山下さん
4曲目)マヨイガ(羊文学)※児玉さん
企業情報:クラシエホームプロダクツ販売株式会社
設 立:1971年3月
代表者:上嶋一善
所在地:東京都港区海岸3丁目20番20号
事 業:トイレタリー商品 (シャンプー&コンディショナー、ヘアスタイリング剤、
ボディソープ等)、基礎化粧品、その他日用雑貨の販売、輸出入
資本金:50百万円
社員数:ホームプロダクツ部門全体で約420名
~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 幸田 慎吾さん
テーマ :「ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺」
内 容 :働く時間の上限規制
「SNS型投資詐欺」はSNSを通じて投資話を持ちかけ、
巧妙にお金をだまし取る詐欺手口。さらに、「ロマンス詐欺」というのもある。これは、オンライン上で恋愛感情を利用し、金銭を要求するもの。どちらの詐欺も共通しているのは、直接会ったことのない人から「将来のために投資しよう」とお金を求められる点。特に、「二人の将来のため」や「必ず儲かる」というような甘い言葉には、冷静に立ち止まって考える必要がある。
※ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。(写真左側は上嶋社長。右側Z世代ゲスト山下さん(左)、児玉さん(右)
※ゲストの前に並んでいる商品は上嶋社長が開発に携わった商品。左からディアボーテのシャンプーとコンディショナー、ナイーブ ボディソープ、プロスタイルシリーズ、肌美精 CHOI薬用泡洗顔、マー&ミーのシャンプーとコンディショナー
なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。
・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357
さらに、CLUB CEO公式YouTubeチャンネルでは「Z世代が聞きたい質問!」シリーズを公開中です!
就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。
CLUB CEOのYouTubeチャンネルをぜひチェックしてみてください!
・公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx
・クラシエホームプロダクツ販売株式会社 上嶋さん: [こちらからご視聴いただけます]
■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/)
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。
■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。
<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)