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「CLUB CEO」放送情報 【142回放送】カーボンフリーコンサルティング株式会社 中西 武志 代表取締役CEO

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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)にカーボンフリーコンサルティング株式会社から中西 武志 代表取締役CEOにご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※1枚目 前列左から中西社長、五十嵐。後列左から、学生ゲスト福田さん、SMBCCF皆川さん、学生ゲスト越塚さん。 2枚目 左から中西社長、五十嵐。

放送日 :2024年12月15日(日) 7:00~7:55
放送局 : interfm
出演者 : 中西 武志(なかにし たけし)さん
      (カーボンフリーコンサルティング株式会社 代表取締役CEO)

略歴>
1968年生まれ 練馬区出身、早稲田学院高校
1991年 早稲田大学商学部卒後
シティバンク入社(商品開発)
1995年 働きながら青山学院大学国際政治経済学研究科大学院に入学し、国際経営学修士号を取得。グローバルな視野を持つ経営の専門家としてキャリアをスタート。東京大学経済学研究科大学院に入学するも、学業と仕事の両立を図る中でやむを得ず、中退を決断
1998年 シティバンクN.A.金融商品開発部部長
1999年 ゴールドマンサックス証券バイスプレジデント
2001年 クレディスイス証券金融商品開発部長
2005年 バンクオブアメリカ証券法人営業本部長
2007年 カーボンフリーコンサルティング株式会社設立

Z世代 : 福田 海結さん(埼玉県立 川越南高等学校 3年生)

活動>骨を通じて様々な人の幸せを作れるように「骨に恋したLJK」で活動中。また、学生団体「unillux」の代表を務めており、次世代の世界平和の実現と、子供達に向けてやってみたいことができる環境を作るために活動中。

Z世代 : 越塚 歩子さん(ネットの大学 managara 経済学部 経済経営学科 4年生)

活動>通信制大学の特色を生かして、地元群馬県のホテルに週5日~6日勤務をしながら、学生と半分社会人という二足の草鞋で活動中。将来宿を開業目指して、月に1回宿を渡り歩き勉強中

放送内容:温暖化対策への想いからスタート

18年前、まだ「温暖化」という言葉が一般に知られていない時代に、「温暖化対策や環境保全、人道支援を手掛ける会社が存在しなかった」という理由から、サラリーマンを辞めて起業する決断をした。しかし、時代を先取りしすぎたこともあり、当初は仕事がほとんどない状況が続いた。福田康夫首相時代に開催された洞爺湖サミットでの仕事が転機となり、この時、カーボンオフセットの依頼を受けたことがテレビメディアに取り上げられ、一気に注目を集めた。それ以来、18年という時間が瞬く間に過ぎ、現在では日本国内外の政府機関、省庁、独立行政法人、国連との連携をはじめ、多くの企業のコンサルティングを手掛けている。

環境の現場での課題に向き合う
環境問題は日本国内だけでなく、途上国においてより深刻であり、劣悪な環境が広がる地域での課題解決のため、同社は10年以上にわたり年間「地球10周分」に相当する開発支援活動を続けてきた。
また、環境の現場で悪化する問題への対応として、同社は以下のようなサービスを展開している。

1. カーボンオフセットプログラム
企業や自治体のCO2排出量削減を支援し、残りの排出量を相殺するプロジェクトを国内外で計画・実施。国内トップクラスの管理件数を誇り、業界のリーダーとして評価されている。
2. サステナビリティ戦略コンサルティング
再生可能エネルギーの活用やクリーンテクノロジー導入、エネルギー効率改善を通じて、企業の持続可能な成長を支援。また、国内外での植林活動を支援し、被災地や砂漠化地域での活動を展開。
3. カーボンフットプリントの分析と削減計画
企業のCO2排出量を総合的に分析し、具体的な削減目標の設定と実行を支援。環境負荷を最小限に抑える取り組みを提供。
4. グローバルパートナーシップとプロジェクト推進
国際的なパートナーシップを活用し、国連世界食糧計画(WFP)との共同プロジェクトや海洋緑化、水ビジネスなど、革新的な取り組みを実施。

今後の展望:環境問題と向き合う新たな挑戦
同社はこれまで温室効果ガス削減を中心に取り組んできたが、今後は「生物多様性」「森林」「水」など、新たな課題への対応に力を入れる方針。
さらに、紛争や難民問題も視野に入れ、2050年までに2億人を超えるとされる環境難民の増加への対応が求められていることから、「世界共通の認識を持ち、行動する人を増やさなければ、状況は改善しない」と語る中西さん。未来への強い危機感と決意が込められている。 

未来創造会議テーマ『世界の中の日本』(Z世代→経営者)

福田さん:学生団体の活動を通じて、世界中の子どもたちをオンラインで繋げたいと思っています。自分が好きなことを自由に言える、そんな世界を作りたいという願いがあります。中西さんは、年間で世界10周分もの開発支援活動をされていますが、現地で子どもたちと出会った経験や、幼少期に自身の好きなことを生かせなかった体験があれば教えていただけますか?

中西さん: オンラインの普及で世界の距離は確実に近づいていますね。特に途上国では携帯電話の普及率が高まり、教育へのアクセスがしやすくなりました。ただ、まだ貧困層では教育の機会が限られているのが現実です。オンライン教育の可能性には非常に期待しています。次世代の教育を安価で提供し、家計が厳しい人々にも公平な機会を与えることが大切だと思います。

福田さん:私には世界一周をしたいという夢があります。理由は、オンラインプラットフォームを作りたいけれど、特にアフリカなど途上国へのアクセスが難しいため、現地を見る必要があると感じているからです。

中西さん:現場を訪れるのは非常に重要なことですね。経験を積むことで、より実践的な視点を得られると思います。

越塚さん:地域創生と環境問題の両立について伺いたいです。将来的に岡山県や瀬戸内地方で宿泊施設を開業したいと考えています。ただ、地方で事業をする際にはライフラインを整備しなければならない課題があり、都市と地方の生活を両立させるにはどうすればよいか悩んでいます。また、地方移住に罪悪感を持たずに生きていきたいと思っているのですが。

中西さん:非常に難しい問題ですね。人口減少に伴い過疎地域が増える中で、行政はコンパクトシティを目指している傾向があります。そのため、人里離れた地域へのインフラ整備はコスト面で割高になり、同じ税金を払う住民間で不公平感が生じることもあります。また、治安の問題も含め、人里離れた場所での暮らしには慎重な検討が必要ですね。

越塚さん: コロナ禍以降、『リトリート』や『デジタルデトックス』といった都市から地方への宿泊体験やワーケーションが注目されていますが、一長一短があり、良い面だけを見て始めるのは難しいと感じています。

中西さん:おっしゃる通りです。地方移住や宿泊事業には魅力がある一方で、環境負荷や持続可能性を考える必要があります。

越塚さん:デンマーク・コペンハーゲンのような環境への取り組みや街づくりの事例から、日本でも活用できることがあるのではないかと考えています。中西さんは、Z世代と話してみたいテーマは何かありますか?

未来創造会議テーマ『解決したい、もしくは考えている社会課題』(経営者→Z世代)

福田さん:私は、SNS上での誹謗中傷が社会課題だと感じています。中西さんは環境活動をされる中で、誹謗中傷を受けた経験はありますか?

中西さん:ありますね。温暖化への懐疑論は未だ根強いです。例えば、フィリピンでソフトプラスチックから燃料を作るプロジェクトを進めた際、現地の人々や政治家から『水銀が含まれていて有害だ』と根拠のない批判を受けました。しかし、対話を通じて現地の雇用を生み出す約束をし、結果的には、全面的な協力を得るに至りました。このように、恐怖心や断片的な情報から生じる憶測と向き合うことも重要だと感じました。

福田さん:誹謗中傷の問題は選挙の際にも目立ちますね。何が真実か分からない中での中傷が広がり、非常に危機感を覚えています。

越塚さん:宿泊事業では口コミが重要です。一つの批判で大きな影響を受けるため、細心の注意を払っています。ただ、お話を伺っていると、対話で解決できる場合もあるのではと思いました。

中西さん:匿名性があると対話の機会が生まれないのが課題ですね。ファクトチェックやリテラシーの向上が叫ばれていますが、現状では『言ったもん勝ち』になりがちです。このような問題は法整備や行政の関与が必要だと思います。

福田さん:中西さんはSNSやホームページを活用されていますが、気を付けていることはありますか?

中西さん:最低限のマナーを守ることはもちろん、過度な表現を避けています。信頼を損なわない発信が大切ですね。

番組を通じてZ世代の感想

福田さん:答えが無い問題が肝になった回だと思いました。そこで対話ができればいいし、対話ができないことはこれから考えていきたいと思いました。

越塚さん:一番印象に残っているのは絶望との闘いというキーワードですね。これから自分も経営者になっていきたいという夢を抱えながらも絶望と戦っている中西さんの姿を見て困ったことがあってもめげずに思考を止めないで進んでいきたいと思いました

中西さんにとって、「環境ビジネスとは?」
『人命と直結しているものであり、自分にとってのライフワークである』

選曲:

1曲目)Happy Xmas(War Is Over)(John Lennon & Ono Yoko)※中西さん
2曲目)Banana Pancake(Jack Johnson)※中西さん
3曲目)Grandeur(SnowMan)※福田さん
4曲目)You Gotta Be(Des’ree)※越塚さん

企業情報:カーボンフリーコンサルティング株式会社

設 立:2007年9月
代表者:中西武志
所在地:神奈川県横浜市中区相生町6-113 オーク桜木町ビル6階
事 業:環境に関連するコンサルティング業務
資本金:6,900万円
社員数:12名

~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 皆川さん
テーマ :「保険商品」

内 容 :保険の加入率とその背景

保険の加入率を年代別に見ると、
– 20代:約50%
– 30代:約80%
– 40代・50代:約90%
特に30代で加入率が大幅に上がる理由として、結婚や子育て、マイホーム購入などのライフイベントが挙げられる。「もしものときに備えたい」という意識が高まり、保険のニーズが増えることが背景にある。
保険の種類
保険の種類は様々であるが、民間保険を大きく3つのカテゴリーに分けてご紹介。
1. 生命保険
自分の死亡や病気、ケガに備えるための保険。
2. 損害保険
偶然の事故や災害による損害を補償するための保険。
3. 第3分野の保険
医療保険、がん保険、介護保険など、生命保険・損害保険以外の分野をカバーする 保険。
保険に加入する目的やニーズは、人それぞれであり、自分に合った保険を選ぶためにどのようなリスクに備えたいのかをしっかりと考えることが大切である。

<収録の様子>

※収録の様子。(左から中西さん、Z世代ゲスト塩川さん、早川さん、五十嵐)

※1枚目 左から中西社長、学生ゲスト福田さん、越塚さん。※2枚目 左から学生ゲスト福田さん、中西社長、学生ゲスト越塚さん。

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。

・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357

さらに、CLUB CEO公式YouTubeチャンネルでは「Z世代が聞きたい質問!」シリーズを公開中です!就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。CLUB CEOのYouTubeチャンネルをぜひチェックしてみてください!

・公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx

・カーボンフリーコンサルティング株式会社 中西さん: [こちらからご視聴いただけます]

 

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/

多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)04095