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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)にFood’s Style株式会社から米田 純 代表取締役社長にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。
※1枚目 後列左から米田社長、SMBCCF皆川さん、五十嵐。前列左からZ世代ゲスト矢萩さん、小森さん。2枚目 左から米田社長、五十嵐。
放送日 :2024年8月11日(日) 7:00~7:55
放送局 : interfm
出演者 : 米田 純 (よねだ じゅん)さん
(Food’s Style株式会社 代表取締役社長)
略歴>
1963年 神奈川県二宮町~茅ヶ崎
1986年 早稲田大学教育学部卒業後、株式会社西武百貨店に入社
(本部の営業企画、営業政策、店舗運営、マーケティング戦略部門)
2003年 楽天株式会社に入社(ユーザーマーケティング部門を立ち上げる)
2004年 楽天のプロ野球参入に伴いプロ野球準備室
同年11月から楽天野球団の取締球団代表就任
2013年 楽天優勝(9年目)
2013年 4月 米国シアトルにFood’s Style USA Inc.を創設
2014年「らーめん山頭火Bellevue店」を開店。現在までに山頭火を計6店舗開店
2020年 デラウェア州の日本野菜農家「Suzuki Farm」を買収
「焼肉牛繁」の米国FC本部を開設し、バージニア州にFC1号店を開店
Z世代 : 小森 武瑠さん(都内の専門学校栄養士科)
活動>レコールバンタン高等部入学、高校2年時に間借りのお店-sui-酔を開始。
同年代へ向けた飲食講座イベントを千葉の中高一貫校で開始。
現在は専門学校に進学し、栄養士の資格取得のために勉強中。
Z世代 : 矢萩 友喜さん(飛鳥未来高等学校 3年生)
活動>Tiktokでカクテル高校生ともきまんとしてノンアルコールカクテルを発信
Tiktokでの活動を生かして都内でイベントを開催。
ボランティア活動、学生団体、イベント開催、ドリンク開発、動画制作、インターンなど様々な活動を行っている。
放送内容:「Food’s Style」創設の背景
米田さんが楽天球団の社長から「Food’s Style」を創設した背景には、東日本大震災の経験が深く関わっている。球団がある仙台に住んでいた米田さんは、2011年のファーストシーズン開幕直前に震災に見舞われ、多くの悲しみを経験した。石巻などの被災地に個人としてもボランティアに参加し、その時に一緒にボランティアを行ったのが山頭火の菊田社長だった。
米田さんは当時の楽天エースである田中将大選手(まーくん)のサインボールなどを持って被災地の人々を勇気づけたいと考えていたが、そのとき目の当たりにしたのは、一杯のラーメンに感謝し、涙を流しながら「ありがとう」と言う被災者の姿だった。この光景が「食べることは生きること」であると強く感じさせ、人生最後のビジネスとして飲食業に携わりたいと強く決意し、「Food’s Style」の創設を目指すこととなった。
Food’s Styleのビジョンとミッション
和食文化を世界に広めることを目的として2013年に創設されたFood’s Style。現在は「らーめん山頭火」というブランドを通じて、和食の素晴らしさを世界中に伝えるために、日本の食文化、食のスタイル、ライフスタイルを世界に発信し、次世代に繋ぐことを目指している。
アメリカでの店舗運営とその挑戦
「らーめん山頭火」は、アメリカを中心に積極的に展開しており、採用や教育が日本とは大きく異なる。アメリカはチップ制であり、接客の質が直接売り上げに影響するため、正確な情報を載せたマニュアルを作り、接客を徹底的に教育。創業時はわずか4人から始まった従業員も、今では250人にまで増員された。
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日本の味を守るための挑戦
「らーめん山頭火」は、日本の味を守ることをポリシーとしている。濃縮スープのインスタント形式ではなく、スープは各店舗で焚いている。その土地の水や気候、気温に合わせて味を調整するという細かな配慮がされている。麺もアメリカの製麺会社に特注し、日本の味を再現する努力が続けられている。
未来創造会議テーマ『日本食の海外進出』(Z世代→経営者)
矢萩さん: 飲食業に興味があり、実店舗を持つことを考えています。ただ、飲食店を始めるには初期費用、人件費、材料費など、さまざまな コストがかかります。米田さんは、アメリカでどのように店舗を拡大していったのか教えていただけますか?
米田さん: 2014年に1号店を出店しましたが、その際の資金は資本金を使って準備しました。1店舗で終わらせるつもりはなく、当初から多店舗展開を見据えていました。本部も大きく構えてコストをかけて事業を進めました。その後、2店舗目以降の開店資金は日本の金融機関から借り入れて賄い、営業を続けながら借金を返済しました。現在では、すべての借り入れは完済しています。また、資本金は投資家から調達しました。当時は円高で、1ドル90円程度でした。
今後の展望としては、 山頭火のラーメンをアメリカ以外の地域にもどのように展開するかを検討しています。コロナ禍では、日本の野菜農場を買収し、牛繁のフランチャイズ展開も行いました。しかし、会社の構造が変わり、現在は山頭火の展開に専念しています。
小森さん: 新しいメニューを試作する際、日本の味を再現すると思いますが、その際のレシピは日本のものをベースにしているのですか?それとも、まず海外の味に合わせてから、日本の味に修正していくのですか?
米田さん: 基本的には、日本のレシピがベースです。山頭火はチェーン店であり、35年の歴史の中でレシピを改良し続けてきました。
小森さん: 地域によって味を変えることはしないのですか?
米田さん: ローカライズはせず、基本的には日本の味をそのまま持っていきます。天候や現地の条件に合わせる必要がありますが、それでも日本の味に寄せられるように日々奮闘しています。
未来創造会議テーマ『将来の夢』(経営者→Z世代)
米田さん: 私たちの時代は、大学を卒業して就職し、一定のレールに乗った人が定年まで出世を目指すというのが一般的な流れでした。今の状況は大きく変わってきています。二人のキャリアを見ても、小森さんはやりたいことを見つけて実行しており、矢萩さんはさまざまなことに挑戦しています。そんな世の中で、将来の夢としてどのようになりたいと思いますか?
矢萩さん: 私には、歌手と実業家という二つの夢があります。中学生時代、家庭環境や学校生活で苦しい時期がありましたが、あるTiktokerとの出会いをきっかけに、人生が大きく変わりました。歌手として、今苦しんでいる若い人たちに、明るい未来が待っているということを伝えていきたいです。また、実業家としても、行動を起こした若者たちを支援し、資金面等でもサポートできるような存在になりたいと思っています。
米田さん: その年齢で、素晴らしいビジョンを持っていますね。矢萩さんの周りにも、具体的なビジョンを持っている方が多いのでしょうか?
矢萩さん: はい、SNSで発信したり、起業している方々の中には具体的なビジョンを持っている方が多いです。例えば、ストリートチルドレンを救いたい、日本のメディアや食文化を変えたい、というような目標を持っている方がいます。
米田さん: 小森さんはいかがですか?
小森さん: 私は、超高齢化社会が進む中で、おじいちゃんやおばあちゃんに寄り添えるような栄養士になりたいと考えています。現在、栄養士の資格取得に向けて勉強をしており、ポップアップ店舗の運営やイベント活動を通じて経験を積んでいます。これらの経験やスキルを、将来的に活かしていきたいと思っています。
米田さん: 現代では、社員として一つの場所にとどまるだけではなく、さまざまな場所にネットワークを広げていくことが重要だと思います。お二人の生き方は、その考えを体現していると感じました。
矢萩さん: そうですね。中学3年生のときに出会ったTiktokerさんとの出会いが、私の人生を大きく変えたので人との出会いはとても大事だと思います。
小森さん: 私も、様々なイベントを通じて、多くの出会いを経験しました。特に、コロナ禍が終息した後、若者が自炊を始める機会が増え、料理に興味を持つ人が増えました。次に控えている超高齢化社会に向けて、やりたいことをどんどん進めていきたいと思っています。
米田さん: やりたいことを実現するために、ネットワークを広げていけば、必ずチャンスが生まれます。そして、いずれは勝負しなければならない時が来た時には、思い切って挑戦してほしいと思います。
番組を通じてZ世代の感想
小森さん:米田社長が関東大震災のボランティアに行かれた際、被災者の方が1杯のラーメンを涙を流しながら食べていたというお話が、とても印象に残っています。その経験が、山頭火の事業を始められるきっかけになったと伺いました。私自身もイベントを運営している中で、感謝の言葉をかけられるとやる気がみなぎりますので、そのような小さな積み重ねを大事にしていきたいと感じました。
矢萩さん:米田社長が菊田社長との出会いによって背中を押されたというお話が、特に印象的でした。私も、人との出会いがきっかけで活動を始めることができたので、やはり人との出会いは非常に重要だと思いました。
米田さんにとって、「究極のラーメンとは?」
> 『誰もが簡単に作れて、とても美味しいラーメン』
選曲:
1曲目)My Brave Face(Paul McCartny)※米田さん
2曲目)あとひとつ(FANKY MONKEY BABYS)※米田さん
3曲目)さよーならまたいつか!(米津玄師)※小森さん
4曲目)ATTENTION(Charlie Puth)※矢萩さん
企業情報:Food’s Style USA Inc.
設 立:2013年4月
代表者:米田 純
所在地:103 Bellevue Way Suite3, Bellevue, WA, 98004, USA
事 業:「らーめん山頭火」の運営
資本金:$1,000,000
社員数:250名
~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 皆川 里歩さん
テーマ :「闇バイト」
内 容 :闇バイトはSNSやネット掲示板で「即日現金」「日給10万円以上」といった簡単にお金が稼げるということを誘い文句で、短時間で高収入を得られるといった条件で募集されることが多い。また、被害者が詐欺に加担してしまうケースが多く、軽い気持ちで応募してしまうと、個人情報を利用され、犯罪から抜け出せなくなることもある。
自分は絶対に大丈夫と過信せず、金融リテラシーを高めて騙されない力を養うことが大切。
<収録の様子>
※ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。(写真左側は米田社長。右側Z世代ゲスト矢萩さん(左)、小森さん(右)
※1枚目 左から米田社長、Z世代ゲスト矢萩さん、小森さん、五十嵐。2枚目 左から米田社長、Z世代ゲスト矢萩さん、小森さん。
なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。
・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357
さらに、CLUB CEO番組公式のYouTubeチャンネルでは、就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。
CLUB CEOのYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
・公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx
・Food’s Style 米田さん: [こちらからご視聴いただけます]
■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/)
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。
■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、
小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに
幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。
<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰(株式会社CMerTV代表取締役社長)